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「サンタを救え! ~クリスマス大作戦~」(13年・イギリス) タイムスリッップ要素をプラスした、SFチックな異色ファンタジー・アニメやんかいさぁ!

サンタを救え!~クリスマス大作戦~
「ホビット」シリーズや「SHERLOOK/シャーロック」シリーズで一躍世界的に名前が知られるようになったマーティン・フリーマンが、主人公の声を演じているってので、ちょっと気になってレンタルしたのが、この英国製オリジナルビデオ・CGアニメ「サンタを救え!~クリスマス大作戦~」。
最近は、ディズニー以外の外国製アニメはDVDスルーになることが多くって、本作もそのくちの一本。
ネットで調べたら、各国で劇場公開され10ヶ国以上で興行収入トップテン入りを果たしたなんて記されていたけど、真偽のほどはわからないんでおま。
早速見たんだけど、サンタが一晩で世界中の子供たちにプレゼントを配ることができたのは、実はタイムマシン装置を使っていたんだ!というSF要素を盛り込んだストーリーで、SF好きの僕としちゃ、なかなか興味をそそられたアニメやった、ほんまに。

舞台は、サンタやエルフ(妖精)たちが暮らすの北極の街。
エルフのひとりバーナードは発明好きだけど、
プレゼント研究会での発明品の発表ではいつもドジを踏み
トナカイのフン掃除の仕事に甘んじてる。
あるイブの日、バーナードは、彼を気に入ったサンタから、
一晩で世界中の子供たちにプレゼントを配れる秘密を教えてもらう。
それは、ずっと前にあるエルフが発明したタイムマシン”タイムグローブ”のおかげだった。
だが、そのすぐ後に黒い飛行船が街に現れ、サンタやエルフ達が捕まってしまった。
飛行船に乗っていたのは、運送会社のネビル社長で、
クリスマスのプレゼント配達の仕事を横取りしようと目論んでいたんだ!
なんとか難を逃れたバーナードは、タイムグローブを使って時間を戻り、
みんなに危険を知らせようとするが…。

一度目に戻った時は、誤解されて、サンタを安全に導く仕事をしてるクリスマス防衛局の連中に捕まってしまうし、
またまた時間を戻るハメになるんだけど、そのたびに、目の前には過去の自分たちが存在していて、
もう一人の自分と関わりのはキケンとサンタから教えられていたので、声をかけられないという、
本格的とまではいかないけど、SF的要素が強くって、幼児が見て話を理解できるんかいな?と、
ちょっと思ってしまいましたわさ。
サンタの街が、外から見つからないよう、普段は電磁バリアみたいなもので守られているってのも、
SFっぽいしねぇ。

バーナードの発明品も、記憶消し装置だとか、昔のクリスマスの楽しい記憶が目の前に現れるマシンとか、
なんかSF的だし。
で、この二つのマシンが、物語の後半でめっちゃ役立つってところがベリーナイスでおま。

オープニングに、子供がサンタにあてて手紙を書いてるシーンがあって、この場面も、実は…。
ストーリーが、なかなか巧妙というか、大人が見ても納得の筋運びやん。

監督は、ディズニー出身のレオン・ジューセンと、「ガーフィールド」のアーロン・シールマン。
サンタの物語にモダンなアレンジを加えて作ったんだけど、
演出に、ちょっとシャープさが欠けてるって気がするな。
でも、主人公バーナードは、ズングリムックリのノホホンとした風貌だし、
相棒となるトナカイのブリッツもお茶目っぽいし、ほんわかムードを狙ったのなら、
ま、これもありかな、と好意的に思ってしまえるわさ。

マーティン・フリーマンは、「ホビット」続きで、バーナード役の声を演じてることになったんやろな。
ネビル社長の声は、「ロッキー・ホラー・ショー」のティム・カリーで、
ワルだけど、心根は…、ってキャラにぴったり。

エンドクレジットの途中に、ワンカット、タイムグローブが映し出され、これを発明したのは…。
これまた、SF的に、軽~いオチをかましてくれとりやす。

めちゃくちゃオモシロイってとこまではいかないけど、
ケーキでも頬張りながら、のほほ~んと見るには、それなりに楽しめるアニメかな。

個人的には、バーナードのクッキー(股間に付いてるアレのことね)を踏んづけちゃう、
お調子者のトナカイのブリッツが気に入ったやんかいさぁ!


クロックワークス 2014年12月3日リリース



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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

「ドント・ディスターブ!オレたち最強バディ」(12年・フランス) ノンケのオッサン同士が芸術のためにセックスしようとするんだけどね…!

ドント・エィスターブ!オレたち最強バディ
「最強のふたり」の主演で日本でもちょっとは知られるようになったフランソワ・クリュゼが、ノンケなのに男同士のポルノ映画を作ろうとするアーティストに扮した、ちょい風変わりなフレンチ・ムービーが、この「ドント・ディスターブ!…」でおます。
監督は、俳優で「僕の妻はシャルロット・ゲンスブール」などの映画監督でもあるイヴァン・アタルで、本作では主演も兼ねてる。
邦題やキャッチコピー”ノンケのふたりがベッドイン?!燃えるオヤジたちの大暴走”から、お気楽なフレンチ・コメディ映画と思って見たんだけど、どちらかと言うと、ヒューマンとまでは行かないけど、ドラマ要素の強い、ちょっぴりビターな作品であ~りました。
しかし、”オレたち”とか”最強”とか、ヒット映画のタイトル部分を適当にミックスした邦題って、未公開作品にはありがちだけど、中身とかけ離れてるし、どんなもんなんやろ?と思ってしまうわさ。
ま、レンタルしてもらうためにソフト会社も惹きつけるような邦題を付けるわけで、それも致し方ないかぁ。

真夜中、ベンとアナの夫婦が小作りのためにエッチに励んでいた最中、
突然、予告なしに彼らの住まいに現れたベンの学生時代の友人ジェフ。
彼は、世界中を旅する自由きままな生活を送っていたんだけど、
あるアートプロジェクトの資金集めのためにフランスに戻ってきて、
まずは昔の友人にアイサツとばかり訪れたんだ。
といあえず再会を喜び、翌日、ベンはジェフに誘われ、
ギャラリーのパーティーに顔を出した。
そこで出会ったレズビアンのカップルから、シアトルで開かれるポルノ映画祭の話を聞き、
ジェフとベンは、独創的で斬新なポルノ映画を撮ろうじゃないかと盛り上がり、
酔った勢いもあって、オレとお前、ノンケの男二人がセックスする映画を撮ろうと
ホテルを予約してしまった…。

ジェフに扮したクリュゼって、あまりマッチョってイメージがなかったんだけど、
本作じゃ、テンガロンハットをかぶり、髭モジャで男臭さムンムン。
胸毛に覆われた厚い胸板といい、ちょい野性味漂うセックス・アピールみたいなもんを発散していて、
ちょっとビックリこいてしもたやん。
なんか、彼じゃないみたいな。
でも、優しげな瞳は、やっぱりいつものクリュゼだし、
この映画のためにジムに通って体を鍛えなおしたんかしら?

ベンは、妻のアナには、ポルノ映画祭の作品作りの話をするけど、
手伝うだけで、自分がジェフとセックスすることは内緒にしていたのに、
ジェフがそれを彼女に漏らしてしまい、彼女がベン達の関係を怪しみだして、夫婦関係が気まずいことに…。

15年前、同じ美術学校で知り合った画家を目指すベンと詩人を目指すジェフは、
卒業後、一緒に旅に出ようと決めていた。
だが、ベンは、自分の才能に自信を持てず、ごく普通の生活を選び、
ジェフが一人で旅だったという過去があった。

それに、ちょい引け目を感じていたこともあり、
ベンは、ジェフとのポルノ映画作りにOKした節もあるんだけど、
酔っぱらい運転で、一晩、警察の留置所に入れられた時、
ベンは、ジェフに、昔、魅力的な男に惹かれたことがあると、告白を始める。
ひょっとして、自分の中に、男を愛し、体を重ねたい欲望があるんではないかと…。

そして、予約したホテルで、カメラを設置し、セックスに臨むベンとジェフ。
ディープなキスを交わし、そして…。

イヴァン・アタルは、脚本も共作で書いてるけど、
ゲイでない男二人が、酔った弾みでセックスしようとするってアイデアをあまりうまく生かし切れてないというか、
話が、なんか、オモシロク転がらいないというか。
結局、普通の暮らしを選んだ主人公が、旧友に会ったおかげで、
くすぶっていたアート魂がおかしなふうに再燃し、一皮剥けてみようと考えたのに…という、
それだけの話で、なんか肩すかしを食らわされた感があるやんかいさぁ。

演出は悪くないんだけど、ユーモアってのはさほどないし、
ベンとアナの夫婦の気持ちの行き違いも、それなりに描かれるんだけど、
なんか、物足りないじゃあ~りませんか!
見ていて、退屈はしないんだけどね。

レズビアンカップルに、アーシア・アルジェントとアタルの奥さんシャルロット・ゲーンスブールが扮していて、
シャルロットが、ペニスの張り型を腰に付けて、それをいやらしく指でもてあそんだり、
それはそれで、ちょっとドキッとさせられて、見所と言えば見所。
アナ役のレティシア・カスタが、キュートなヒップを丸出しで部屋をうろつく姿も、
ほんわかエロティックでエエ感じだし。

印象的だったのは、留置所で、ダリダのヒット曲「あまい囁き」を唄うシーン。
ベン達が歌い出すと、となりに留置されていた黒人も歌い、
それに実際のダリダの曲も流れるところは、なかなか良いんよ。
字幕で、歌詞も出てくるんだけど、ベンたちの心情とシンクロするところもあるし。
”パローレ”ってのが、”言葉”って意味、初めて知ったわ。
しかし、「あまい囁き」って名曲ですわ。CD欲しくなってしまったやんかいさぁ。
♪パローレ、パローレ、パローレ♪

アルバトロス 2014年12月3日リリース



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プロフィール

森晴樹

Author:森晴樹
大阪市東成区大今里生まれ。大阪市内を転々とし、いつのまにか僕が生まれた町、大今里に舞い戻ってきてしまいました。
情報誌、PR誌の編集・原稿執筆を経て、現在はフリーライター。クロスワード他、クイズ製作もこなしとります。趣味は、DVDで映画鑑賞。

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