「パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画」(11年アメリカ) つい出来心でやったことで、ドツボにはまった保険セールスマン、でも実は‥!

パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画
”コーエン兄弟の「ファーゴ」、サム・ライミ監督の「シンプル・プラン」を凌ぐ究極のクライム・サスペンス”ってキャッチ・コピーにひかれてレンタルした、クライム・サスペンスでおま。
ま、劇場未公開映画ソフトの宣伝コピーって、ヒット映画にあやかった大げさなものが多く、期待して見たらガックリ・クリクリ・クリックリ!ってのが結構ある。
本作は、「リトル・ミス・サンシャイン」(06)で共演していたグレッグ・ギニアとアラン・アーキンとベテラン俳優が出ているし、そんなにハズレじゃないだろうと見ることにしたんよね。

これが、なかなか巧妙に作られていて、ラストで、オヨヨッとさせられてしまったやないの!
ジャケット裏のコピーに”驚愕の結末”とあったが、そこまではいかないけど、見事にやられたやんかいさぁ!
それも気持ちよくね。

しかし、この手の作品って、紹介が難しい。
何を書いても、肝心の部分に触れてしまいそうでね。

ただ、映画の冒頭の、ギニア扮する保険セールスマンの主人公ミッキーのセリフ。
「『見たことの半分は疑え』というコトワザがある。そのとおり、この世は偽りに満ちている」
ある意味ネタ晴らし的ニュアンスを含んだセリフだけど、
そういう前置きをちゃんとオープニングもってきているから、フェアといえばフェアかも。

雪に覆われた田舎町で、保険のセールスを営むミッキー。
浮気が元で妻シェーンとは別居中で、経済状況も芳しくない。
ある日、保険業者の会合で知り合い、自分のオフィスに雇ったボブから、
一人暮らしの老人ゴルヴィーが顧客になりそうだと聞き、彼の家を訪れる。
ボケ気味のゴルヴィーとの契約は難なく勝ち取るが、
何かにつけてゴルヴィーはミッキー呼び出し、雑用をたのんでくる。
そんな時、ゴルヴィー所有のバイオリンが、高額の値打ちがあると知り、
ミッキーは出来心で、バイオリンを盗み出そうと思いついた。
そして、ゴルヴィーの留守中、警報装置を取り付けた鍵屋の男を呼びだし、家に侵入。
まんまと、バイオリンを偽物と取り替えるんだが‥。

監督は、ジル・シュプレッヒャーって人で、ネットで調べたけど、詳細は不明。
本作の脚本も書いてるけど、脚本家あがりなのかな。
クセのない演出で、テンポよくストーリーを展開して見せてる。
人物描写もそつがないけど、ちょっとパンチは足りない気もするけどね。

ミッキー役グレッグ・ギニアって、
「恋愛小説家」(97)のゲイ役でアカデミー賞助演男優賞をとってるけど、
どうも脇役で光る俳優みたいで、主役は少ないみたい。
人の良さそうな顔立ちで、どこか地味っぽいせいもあるかな。
あまり毒を感じさせないイメージを、サム・ライミ監督は
オカルト風味のミステリー「ギフト」(00)でうまく使っていたな。
そんな彼だけど、ちょっとした出来心のせいで、どんどんヤバイ状況に陥り、
にっもさっちもいかないところまで来てしまう主人公のキャラにはピッタリ。
ヤバイ状況に右往左往するだけで、何とか解決の糸口を見つけようなんて、
これっぽっちもしないのも、ギニアなら納得してしまうわね。

ゴルヴィー役アラン・アーキンは、1934年生まれだから、本作出演時は77歳。
年齢にふさわしいキャラを飄々と演じているんだけど、ただの老いぼれジイさんが‥。
さすが年輪を感じさせる、くせ者俳優やんかいさぁ。

鍵屋の男に、ビリー・クラダップ。
ヒーロー・アクション「ウォッチメン」(09)のDr.マンハッタンが印象に残ってるけど、
本作じゃ、ミッキーをドツボに陥れる、ヒステリックでイヤ~な男を、メッチャ嫌っぽく演じてる。
素顔はそこそこハンサムなのに、髭を生やして、髪型もちょいヘンで、
いかがわしいムードをさりげなく醸し出してるな。

他に、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のリー・トンプソンがミッキーの妻役。老けたなぁ。
彼女より、ミッキーの事務所の経理担当役、ポッチャリ体型のミシェル・アーサーのほうが、目立ってる。
ミッキーにこき使われながら、最後には‥。

僕は、二度見直したんだけど、二度目だと、
「完全なる犯罪計画」がいかに細かいところまで練られていたか、よ~く解るやんかいさぁ。
ちょい、ご都合主義的な気もするけど、ま、娯楽映画なんだから許容範囲よ、ほんまに。


トランスフォーマー 2013年11月2日レンタルリリース



にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
にほんブログ村
関連記事

テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

ニッチだね

こんにちわ。

私も映画が好きでたくさんの作品を見ますが、
ここのブログで紹介される作品は
なかなかどうしてとっても
ニッチなところを攻めますね(笑)

また遊びにきますね。

今後ともごひいきに。
プロフィール

森晴樹

Author:森晴樹
大阪市東成区大今里生まれ。大阪市内を転々とし、いつのまにか僕が生まれた町、大今里に舞い戻ってきてしまいました。
情報誌、PR誌の編集・原稿執筆を経て、現在はフリーライター。クロスワード他、クイズ製作もこなしとります。趣味は、DVDで映画鑑賞。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク
QRコード
QRコード