「呪い襲い殺す」(14年・アメリカ) ウィジャボードで悪霊呼び出してしまい、オヨオヨヨ!ビリリ・バリリ・ブーやんかいさぁ!

呪い襲い殺す
8月にこのブログで書いた「恐怖の人体研究所」に続く、ユニバーサル絶叫シリーズの1本が、この「呪い襲い殺す」。
本当は、「スティーヴン・キング ファミリー・シークレット」(14年・アメリカ)を書こうと思ってたんだけど、長年連れ添った夫が猟奇殺人鬼であると知った妻の複雑な心情を描くって、ちょい面白そうな題材だったのに、見たら、ちっとも盛り上がれないガックリ・クリクリ・クリックリな作品だったので、こっちにしたんよね。
なんていうか、ヒロインの心情がちっとも伝わってこなくって、メリハリにも欠けているというかね。

「呪い襲い殺す」は、欧米版「こっくりさん」であるウィジャボードで、悪霊を呼び覚ましてしまった若者たちの恐怖を描いたオカルト・ホラー。
なんでも全米で4週連続トップ10入りしたヒット作らしいけど、日本じゃ劇場未公開でソフトスルーとなっちっち。

見たら、けれん味ほどほど、キレの良い演出でサクサクと展開する娯楽作であ~りました。
ティーン向けなのか、エグイ描写もあんまりないし、
スナック頬張りながら気楽に見るには丁度いいって感じかな。

突如自殺した親友デビーが、死ぬ前に一人でウィジャボードを使っていたことを知ったレイン。
彼女の死の理由を知ろうと、妹のサラ、恋人のトレバー、友人のイザベル、
それにでデビーの恋人ピートの5人で、ウィジャボードを使ってデビーの霊を呼び起こすことにした。
だが、呼び起こされたのは…。

ストーリーに、目新しさっての左程ないけど、
何かが起こると思わせておいて何も起こらなかったり、
ボードの文字を示すブランシェットの真ん中に丸いガラスが埋め込まれていて、
そのガラスを覗くと禍々しい霊が突如見えたり、
ホラー映画のツボをそこそこ押さえた演出で、そつなくまとまった作品だな。

監督のスタイルズ・ホワイトって人は、
「ポゼッション」「ブギーマン」など、ホラー映画の脚本を担当していた人らしいけど、
無難でくせのない演出を心掛けたみたいだけど、できたら、クライマックスで、
もうちょっとガツンッとくるシーンを見せてほしかったような気もするな。

しかし、どこか、一昔前のホラー・テイストみたいなもんが漂ってるってところは、
個人的にはナイスだったやん。

デビーが使ったウィジャボードの秘密が徐々に分かり始め、
ある忌まわしい存在が明らかになっていくんだけど、
そのカギとなる養護施設の老女を演じているのが、リン・シェイって女優さん。
彼女、「エルム街の悪夢」「クリッター」「ヒドゥン」、最近じゃ「シグナル」、
それに劇場未公開の「チレラマ」など、ホラーやSF映画でよく見かける女優さんで、
1943年生まれだから、本作出演時は71歳になってるんだけど、
この種のジャンル系作品に不思議にぴったりとハマる人で、本作でもいい味出してるやん。

主演のレイン役オリビア・クックは、リン・シェイが出ていたSFスリラー「シグナル」で、
主人公の恋人を演じていた若手女優さんだけど、
ナタリー・ポートマンをもっと庶民的にしたような顔立ちと雰囲気で、
多分、本作が初主演となるんだろうけど、力まず、柔軟に演じていて、
ちょっと注目しちゃおうかなって思ったやん。

彼女の妹役アナ・コトーも、個性的な顔立ちで、
小悪魔的ニュアンス漂い、こちらもなかなか魅力的。
ネット調べたら、ほとんど出演作が見当たらず、
ひょっとしたら本作が劇場映画デビュー作かもしれないな。

ところで、瀬々敬久監督が撮った和製ホラー「KOKKURI こっくりさん」(97)ってのがあり、
女子高生たちの危うい心理を、レズ・ニュアンスを漂わせながら描いた作品で、
細部はほとんど忘れたけど、なぜか印象に残っていて、もう一度見てみたいと思うんだけど、
DVDが出ているんかな~?

NBCユニバーサル 2015年9月2日リリース



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プロフィール

森晴樹

Author:森晴樹
大阪市東成区大今里生まれ。大阪市内を転々とし、いつのまにか僕が生まれた町、大今里に舞い戻ってきてしまいました。
情報誌、PR誌の編集・原稿執筆を経て、現在はフリーライター。クロスワード他、クイズ製作もこなしとります。趣味は、DVDで映画鑑賞。

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