「キアヌ」(16年・アメリカ) お調子者コンビが愛する子ネコ奪還のためにギャングの世界に飛び込んじゃうコメディでおます!

キアヌ
アメリカで人気沸騰中らしいキーガン=マイケル・キーとジョーダン・ピールのお笑いコンビが主演したコメディがこの「キアヌ」。
いくら人気のコンビと言っても日本じゃ知名度ゼロに限りなく近いから、当然の成り行きとして劇場未公開、DVDスルー・リリースとなっチッチ。

めっちゃキュートな子ネコを巡って、いとこ同士の平凡な男二人が、ギャングの世界に飛び込んでアブナ~イ目に合っちゃうって話なんだけど、映画ネタや音楽ネタがいろいろ出てきて、それなりに楽しめる作品だったやん。
とにかく、キアヌと名付けられた子ネコが超絶カワイくって、ペットを飼わない僕でも、こんなにカワイイのなら飼ってしまいたいわ~、と思ってしまった。

彼女に振られて落ち込んでいたレルの前に突然現れた子ネコ。
彼は“キアヌ”と名付け、ペットとして可愛がることにしたが、
ある日、イトコのクラレンスと映画を見にって帰ってくると、
キアヌは何者かに盗まれてしまっていた。
どうやら麻薬密売組織に愛する子ネコを盗まれたらしいと判り、
2人は、子ネコ奪還のために、無謀にも組織のアジトであるストリップ小屋に乗り込んでいく。
案の定、そこにキアヌがいて、ボスに可愛がられていた…。

レルは、キアヌをモデルに、ヒット映画のワンシーンを再現した写真を撮っているんだけど、
「レザボア・ドッグス」「クリムゾン・タイド」「ヒート」「シャイニング」、
それに子ネコの名前にちなんでキアヌ・リーブス出演の「ハートブルー」と
彼の好みなのか、ヒットした娯楽系作品がメイン。
映画のエンドクレジットにも、子ネコによる映画シーン再現写真が出てきて、
こちらじゃ、「エルム街の悪夢」「ビートルジュース」「マッドマックス 怒りのデス・ロード」他で、
映画好きな僕としちゃ、いちい静止画面にして、じっくり見てしまったやん。

ところで“キアヌ”って言葉は、
映画の中でレルがクラレンスに説明するんだけど、ハワイ語で“涼風”の意味なんだそう。

クラレンスの好きな歌手が、イギリスの白人ポップ歌手ジョージ・マイケルで、
車の中じゃジョージのヒット曲をガンガンかけまくるんだけど、
黒人なら、ソウルやラップだろとレルが文句言っても、
クラレンスは、黒人が彼の歌を聴いて何が悪い、
彼は音楽史に残る偉大な歌手だ、ジョージは神だ!と言い切りよるのが傑作!
あげくに、クラレンスがハッパでトリップした時も、
ジョージ・マイケルに会う幻想を見て、うっとりと崇めるような眼差しを投げかけよる。
(ジョージ・マイケルは去年12月に亡くなり、本当に“神の世界”に行ってしまったから、
映画は多分11月より前に撮ったんやろね。)

余談だけど、そのトリップ状態の幻想の中で、子ネコのキアヌが人間の言葉をしゃべるんだけど、
その声をキアヌ・リーブス自身が担当したらしい。
キアヌ本人の声と言われても、彼の声ってどんなだか直ぐには思い出せないし、
英語が得意じゃない僕には判断できかねて、あぁそうでっか、って感じだったけどね。

脚本は、レル役のジョーダンが書いていて、製作は主演2人なんだけど、
監督のピーター・アテンチオは、
未公開作「ザ・リグ~深海からの覚醒~」(10)が日本でソフトリリースされたぐらいで、
たいして力のある監督とは思えないな。
実際、本作「キアヌ」もちょっとメリハリに乏しいし、
無難にまとめあげてはいるけど、演出センスはそれ程でもって感じ。
子ネコを巡って、ギャング達が銃撃戦を繰り広げるまで発展するって話は悪くないだけに、
もうちょっとキレの良い演出で弾けてほしかったなぁ。

キーガンとジョーダンは、二役で不気味かつ冷酷な殺し屋コンビも演じているけど、
これも、あんまり二役の意味も感じなかったしな。

脇じゃ、ギャングのボス役に、
ポール・トーマス・アンダーソン監督作の常連俳優でコメディ作品も多い
小太り&ブサイク顔のルイス・ガスマンがちょろっと顔を見せているやん。

もうひとり、パロディー・ホラーコメディ「最終絶叫計画」シリーズのアンナ・ファリスが、
密売人からヤクを買う有名人として登場。
彼女の旦那さんが、ぼくの好きな映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」や
「ジュラシック・ワールド」のクリス・プラットだったんやね。

とにかく、可愛い過ぎる子ネコの存在と、映画&音楽ネタでもっているような、
そんなコメディ映画であ~りました。
しかし、ほんとに、あの子ネコ、カワイイわぁ。ナデナデしたいやんかいさぁ!


ワーナーブラザース ホームエンターテイメント 2017年4月5日リリース



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プロフィール

森晴樹

Author:森晴樹
大阪市東成区大今里生まれ。大阪市内を転々とし、いつのまにか僕が生まれた町、大今里に舞い戻ってきてしまいました。
情報誌、PR誌の編集・原稿執筆を経て、現在はフリーライター。クロスワード他、クイズ製作もこなしとります。趣味は、DVDで映画鑑賞。

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