「トロールズ」(16年・アメリカ) めっちゃカラフルでハッピーなファンタジー・ミュージカル・アドベンチャー・アニメやん!

トロールズ
ディズニー制作のアニメは日本でたいがい劇場公開されるのに、ドリームワークス制作のアニメは、最近じゃほとんど劇場未公開でソフトスルーとなってばっかり。
公開作で記憶にあるのは「シュレック」「カンフー・パンダ」ぐらいで、近作の「クルードさんちのはじめての冒険」も世界的にヒットしたらしいのに日本劇場未公開となっちっちだった。
「クールドさん-」は原始時代を舞台にしたファミリー・アドベンチャーで、上出来の作品だったし、セルDVDを買ったくらい僕のお気に入りの1本だ。
ドリームワークス作品の本作「トロールズ」も、アメリカじゃヒットして続編製作が決まったのに同様の運命で、たいしてPRもされずソフトリリースされちっち。
どうもドリームワークスのアニメ作品を扱ってる日本の映画会社が劇場公開に消極的らしいんだけど、去年、ドリームワークスがユニバーサル傘下に加わったらしいので、風向きが変わり、来年ぐらいから劇場公開されていくかもね。

ま、それはともかく、この「トロールズ」を見ることにしたんだけど、これがもう実に楽しくって、オッサンの僕でも充分に楽しめるポップでカラフル、ポピュラーなヒット曲もたっぷりのアニメだったやん。

歌と踊りとハグが大好きな、世界一ハッピーな小さな妖精トロールたち。
ある日、幸せを知らず世界で一番みじめな生物ベルゲン1人が、
ハッピーツリーのトロールを見つけて食べたら、幸せを感じることが出来た。
そこで、ベルゲンたちは年に一度、トロールを食べるお祭り、トロールフェスを始めた。
そしてやってきたお祭りの日、トロールたちの王様ペピーは、
身を挺して仲間を守り、みんなを安全なところに逃がし、隠れて暮らすことにした。
年月が立ち、ペピーの娘で勝ち気で元気いっぱいのポピー姫は、
ずっとベルゲンに見つからなかったことに安心し、
派手なパーティを開いて楽しもうとした。
ところが、トロールを逃がしたことで追放されたベルゲン王室専属料理人シェフが、
お祭りの明かりを見つけ、トロールたちに襲いかかってきた。
そして、ポピーの仲間がシェフにさらわれてしまった。
シェフは、トロールを手土産に王室に戻り、今度は自分が王の座に座ろうと考えていたのだ。
ポピーは、トロールなのに歌と踊りが嫌いなブランチの隠れ家に、
残った仲間を彼の了解も得ず無理矢理隠すことにし、
単身、さらわれた仲間を助けようとベルゲンの街に向かったが…。

トロールの造形が、最初は、ちょっとお子様向けっぽ過ぎる気がしたけど、
見ている間に、だんだんトロールたちに親しみが湧いてくるな。
勝ち気で向こう見ずなポピー、用心深くてネガティブ指向のブランチ、
また、ベルゲンの王子クリスル、雑用係のブリジットなど、
それぞれのキャラの性格付けや心情が丁寧に描かれていて、
すんなりと物語に入っていけるんだ。

ポピーが心配になって彼女の後を追い、
一緒に行動することになったブランチだが、最初は仲たがいの連続。
なかなか歌ったり踊ったりしない彼にムカッとするポピーだったけど、
その理由は、ブランチの悲しい過去にあった。

また、トロールを食べたことのないベルゲンのグリスル王子と、
彼を密かに慕っているが、自分の存在さえ気付いてもらえないと
思い悩む雑用係のブリジット。

二つのラブストーリーが、トロール救出作戦と上手に絡み、
物語が進むんだけど、ムダのない展開で、ほんと、ストーリーがよく練られている。
グリスルとブリジットのロマンスには、ちょいシンデレラもどきの部分があったけど。

ハッピーなはずのトロールの中に裏切り者がいたり、
ちょいヒネクレ気味のクモなど、
ちょっと大人チックなエピソードも見受けられるけど、
ドリームワークスの作品指向を、会社の創業者の1人ジェフリー・カッツェンバーグが、
「大人と、子供の中にある大人心に向けて映画を作る」と語っていて、
それが、本作にもちょっぴりだが反映されいているみたい。
だから、オッサンの僕にだって楽しめるんだな。

トロールたちが歌う曲は、サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」、ドナ・サマーの「アイ・フィール・ラブ」、ライオネル・リッチーの「ハロー」、それにアース・ウィンド&ファイア、シンディ・ローパーなどのヒット曲で、これまた大人心にビンビンくるのもベリーナイスよ。
ブランチの声を担当している歌手ジャスティン・ティンバレイクが、本作のためにプロデュースした曲「キャント・ストップ・ザ・フィーリング!」も、ほんま佳曲で、聞くだけでウキウキしてくるやん。
アカデミー賞歌曲賞にノミネートされただけはあるわさ。

とにかく、ジャケットからお子様向けやんと判断しないで、
大人の映画&アニメ好きの人にも見て欲しいと思わせる作品やった、ほんまにね。
もちろん、お子様も充分に楽しめるでありんすよ~ん。


20世紀フォックス・ホームエンターテイメント・ジャパン 2017年8月2日リリース



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プロフィール

森晴樹

Author:森晴樹
大阪市東成区大今里生まれ。大阪市内を転々とし、いつのまにか僕が生まれた町、大今里に舞い戻ってきてしまいました。
情報誌、PR誌の編集・原稿執筆を経て、現在はフリーライター。クロスワード他、クイズ製作もこなしとります。趣味は、DVDで映画鑑賞。

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