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「タッドの大冒険~失われたミダス王の秘宝~」(17年・スペイン) インディ・ジョーンズもどきの痛快冒険CGアニメの痛快作やん!

タッドの大冒険~失われたミダス王の秘宝~
僕のブログで以前紹介した、スペイン産のアニメ「キャプチャー・ザ・フラッグ 月への大冒険!」がなかなか面白かったので、そのアニメを監督したエンリケ・ガトの新作が、この「タッドの大冒険~失われたミダス王の秘密~」だってので早速レンタルして見たんだ。

なんでも、このインディ・ジョーンズ風味の「タッドの冒険-」は三部作の2作目だそうで、13年に作られた1作目がスペインのアカデミー賞と言われるゴヤ最優秀長編アニメーション賞、新人監督賞を受賞し、劇場でも大ヒットを飛ばしたらしいのね。2作目にあたる本作も、ゴヤ賞長編アニメーション賞をゲットしている。
なのに日本じゃ劇場公開されず、ソフトスルー。
ま、主人公のタッドが鼻デカのイモ兄ちゃんってのが、子供に受けないと思われて劇場公開が見送られたのかも知れないな。

で、これがアクションとギャグたっぷり、恋愛要素も加味されて、
実に楽しさ溢れる痛快この上ないアドベンチャー・CGアニメだった。

建築現場で働くタッドは、かって冒険を共にした美人考古学者サラが
発見したミダス王の首飾りに関する古文書の研究発表をラスベガスの博覧会で行うことになり、
彼女から招待されて愛犬のジェフと共に喜び勇んで出かけていくことになった。
タッドは、そこで久しぶり会うサラに愛を告白するつもりだった。
会場では、サラの助手ティファニーが出迎えてくれ、
彼女の案内でサラと再会したタッドは、告白のチャンスをうかがった。
だが突然、謎の軍団が現れ、
ミダス王の首飾りのことが記された古文書と共にサラが誘拐されてしまった。
謎の軍団のボスは億万長者のラッカム。
彼は、触れるものを黄金に変えると言われるミダス王の3つの首飾りを手に入れ、
世界征服を企んでいたのだ。
タッドは、愛するサラを救出するため、ティファニー、犬のジェフ、サラのペットの鳥ベルゾーニ、
そしてタッドの前に突然現れたミイラと共にラッカム達の後を追ったが…。

サラが海底に潜ってミダス王の古文書を発見するオープニングから、
ラストのタッド達とラッカムのバトルまで、
息つく暇なく豪快なスラプスティック・アクションとネアカなギャグがさく裂しまくりチヨコ!
展開もスピーディーだし、一つ一つのアクションも工夫がされていて、
アニメならではの突拍子もない動きと映像展開にワックワクさせられちゃうんだ。
また、タッドの前に突然現れたミイラのキャラがめっちゃ面白くて、
ラスベガスではエルビス・プレスリーもどきになったり、スペインじゃフラメンコダンサーになったり、
お茶目でオバカで調子っぱずれで、主人公のタッドを食ってしまうほどの強烈な存在感を放っていて、
ギャグもほぼミイラが一手に引き受けてるって感じ。
ミイラ・キャラのおかげで、物語がビンビンに弾けまくってるやん。
なんでも、1作目に登場したキャラのようで、その時タッドを助けたことで仲間から追放されたらしい。
それで行場がなくなり、タッドを頼って彼の前に姿を現したってことみたい。

アニメらしく、タッドの飼い犬ジェフや、自分の気持ちをいちいちボードに書くサラの鳥ベルゾーニ、
それにミダス王の首飾りの一つが眠っている地下室にいたネズミなど動物キャラも登場するが、
いずれも可愛いと言うより、どこかトボケた風情で、人懐っこくて、なんか愛嬌がある。

冒険の合間に、タッドとサラ、そしてティファニーの恋の三角関係が生じたり、
フラメンコダンサーになったミイラにタクシー運転手のオヤジがよろめいたり、
物語に膨らみを持たせ、単調にならず、そこそこ奥行きを感じさせるのもいいなぁ。
タクシー運ちゃんのオヤジがミイラに御馳走したパエリアの鉄板の器が、
ラストで効果的に使われるってのもスペインらしくってムフフとさせられる。

ヨーロッパのアニメったら、アート系のものをイメージしがちだけど、
エンタメに徹した娯楽作もちゃんとあるんだし、
それもアニメに馴染みがないと思えるスペインで、
こういう痛快作が生まれるってのが、なんとなくウレシクなってくる。

日本語吹替えバージョンも、
キャラにマッチした声優さんが当てているのもナイス。

1作目が見たくなってくるけど、本作がレンタル店でヒットするとは思えないし、
ま、いつか見れることを願って気長に待とうかなぁ。
それとタッド・ジョーンズ・シーリズ三作目もね。

とにかくアニメ監督エンリケ・ガトさん。
個人的に注目しておきたい娯楽派の監督さんであ~ります。


パラマウントジャパン 2018年6月6日レンタル&セル・リリース



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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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プロフィール

森晴樹

Author:森晴樹
大阪市東成区大今里生まれ。大阪市内を転々とし、いつのまにか僕が生まれた町、大今里に舞い戻ってきてしまいました。
情報誌、PR誌の編集・原稿執筆を経て、現在はフリーライター。クロスワード他、クイズ製作もこなしとります。趣味は、DVDで映画鑑賞。

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