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「ザ・コールデスト」(08年) 雪山の殺人鬼に、ヒエヒエ・ヒヤヒヤヤ~ッ、ゾゾッ!!

ザ・コールデスト

劇場未公開作を見る場合、作品のアタリ・ハズレの確率といったら、
やはりハズレの割合が多いわさ。
未公開作品に関する情報って、ほんと少ないから、
僕がレンタルする場合だけど、選ぶ基準といったら、
まずは名の知れた、または気になる監督や俳優がいるかどうか、
そして、何かの賞をとっているかぐらいで、
あまり、キャッチコピーに釣られないようには心がけている。
だいたい、DVDメーカーの作品キャッチコピーって、大袈裟なのが多すぎるんでおまんにやわ。
後は、自分なりの感かな?

それでも、有名監督なのに、なんでこんなカスみたいな映画を撮ってしもたん?とか、
有名俳優の名をメインにして、あたかもその俳優が主演のように思わせておいて、
実は全くのちょい役で、わずかしかしか顔を出さず、あげくに作品の出来もなんかな~?とか、
賞をとったと言っても、ほとんど名前の聞いたことのない賞で、賞を取ったのにこれか?とか、
ガックリ・クリクリ・クリックリ!な作品に、しょっちゅう出くわしてしまう。

いくらレンタル料金が400~500円と安いにしても、やはりハズレは避けたいもんだ。
見てる時間がもったいないもんな~。

僕が最近、未公開作を選ぶ時の参考にさせてもらっているのが、
某レンタルビデオチェーンに勤務している人のブログ『[SAMPLE]ビデオながら見日記』 。
仕事柄、劇場未公開作を見る機会が多い人みたいで、
気になる作品を、そんなにマニアックにならず、かつ評論家ぶることもなく、
映画ファンの目で、どこがオモシロイかオモシロクナイかを、作品紹介を交えて書かれていて、
映画好きな人ならばこその素直なコメントやな~ってところが好感が持てるんよね。

前置きが長くなったけど、
そこで、紹介されていたのが、このノルウェー産ホラームービー「ザ・コールデスト」。

実は、本作、08年12月にリリースされた劇場未公開作「コールドプレイ」(06年)
の続編で、リリース会社が変わってのリリース。
ヒロインも、前作に引き続き登場しているのに、ジャケットのどこにも、それが明記されていない。
不親切やないの、ほんまに。

コールドプレイ

「コールドプレイ」じゃ、雪山でスノーボードを楽しむ5人の若者が、
仲間の1人が大怪我をし、偶然見つけた古びた山荘に留まるハメになるんだが、
そこは殺人鬼の住みかで、仲間が次々と、殺人鬼の餌食に…。
そして、最後の1人となったヒロインが、殺人鬼に立ち向かい、
何とか死に至らしめて、ザ・エンド。

パンチの効いた、メリハリのある演出で、なかなか面白がらせてくれた快作だった。
殺人鬼も、「ハロウィン」のブギーマンことマイケルもどきに、
不気味で、モンスターじみていて、結構迫力あったし。
後半の畳みかけるようなスリリングな展開には、ほんとハラハラさせられたわさ。

その続編が「コールデスト」と言うのを知ったのは、
『[SAMPLE]ビデオながら見日記』のおかげでおます。
ほんと、あっりがっとさんです。

前作は、山荘が舞台だったけど、今回の舞台は雪山のふもとの病院。
前作で唯一生き残ったヒロインが、病院で治療を受けているんだけど、
山荘での忌まわしい記憶にさいなまされ続けている。
そんな彼女から雪山での出来事を聞いた警官達が、雪山を捜索。
被害者達や殺人鬼の死体を発見し、病院の安置室に収容する。
そして、そこで死んだと思われていた殺人鬼がよみがえり、
病院スタッフを血祭りにあげ、ヒロインはまたもや殺人鬼と対決することに…。

「コールドプレイ」の監督は、ロアー・ウートハウグって人で、
「ザ・コールデスト」は、マッツ・ステンバーグって監督に交代しているけど、
緊張感を最後まで持続させ、なかなか手堅くシャープな演出がベリーナイスでおます。

今時のホラーって、結構えぐいスプラッター描写で驚かせるってのが多いけど、
この2本、それを避けて、カット割りやカメラアングル、それに音の使い方など、
もっぱらキレの良い演出力で、ハラハラさせようとしているところに好感が持てるな。
ある意味、オーソドックスな恐怖演出といいますか。

続編だけに、アメリカ映画なら、初っぱなから殺人鬼の殺戮をガンガン見せるところだけど、
本作じゃ、殺人鬼がよみがえるのは、30分ほど後。
それでも、警察署長が山荘の過去を調べたり、傷ついたヒロインのヒロインの心情など、
サスペンスムードをそこなうことなく、物語を展開させるんだ。
監督に、ちゃんと演出力がある証拠だわさ。

前作じゃ戦うヒロインは1人だったけど、今回は、もうひとり、女医も参戦。
脚本は、前作と同じトーマス・モルデスタッドで、
前作同様、人物描写をキチンを書き込み、血を通わせているせいだろう、
ストーリー展開に、あまり無理は感じさせない。
ただ、殺人鬼の過去がほんの少し明らかになるんだけど、
どうも「ハロウィン」のマイケルにだぶってしまうな~。

2作連続のヒロイン役のイングリッド・ボルゾ・バーダル。
美人ってわけでもないけど、
傷つきながらも戦おうとする強いヒロイン・キャラに説得力を与える好演ぶりだ。
女医役の女優さんも、地味だけど存在感あるし。
その他の役者も、薄っぺらさがなく、物語を押し進めてくれるし。
病院の患者で、ヒロインと親しくなる少年が、ハリー・ポッター・シリーズの第1作
の時のダニエル・ラドクリフに似ていて、なかなか可愛かったな。

とにかく、劇場未公開のホラー系の作品って、アホな演出にアホな役者、それに安っぽい撮影で、
ガックリくることが多いんだけど、この2本は、期待を裏切らない面白さでありました。
ネットで調べたら、シリーズ3本目も作られるそうだけど(もう完成しているかも)
日本でリリースされるんやろか。
ま、リリースされるにしても、また日本題名が変わって、
リリース会社も変わってしまうかも知れないな~。

「ザ・コールデスト」 インターフィルム 2010年3月5日リリース
「コールドプレイ」 タキ・コーポレーション 2008年12月5日リリース



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テーマ : 日本未公開作品
ジャンル : 映画

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プロフィール

森晴樹

Author:森晴樹
大阪市東成区大今里生まれ。大阪市内を転々とし、いつのまにか僕が生まれた町、大今里に舞い戻ってきてしまいました。
情報誌、PR誌の編集・原稿執筆を経て、現在はフリーライター。クロスワード他、クイズ製作もこなしとります。趣味は、DVDで映画鑑賞。

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