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「オフロでGO!!!!!タイムマシンはジェット式」(10年・アメリカ) 過去に戻って、人生の軌道修正やっちまうってか!?

イルージョニスト

久しぶりに、試写会で新作を見ましたわ。
「ベルヴィル・ランデブー」(02)のフランスのアニメ作家、シルヴァン・ショメの新作「イルージョニスト」(10)。
「ぼくの伯父さん」(58)で知られる、フランスの喜劇王なんて言われたジャック・タチが自分の娘に捧げた脚本を、ショメがアニメ化したものだけど、ノスタルジックで、ほんのりセンチで、でもってユーモラスで、ちょいホロリとさせられる、何とも味わい深い作品でありました。
老年にさしかかった手品師タチシェフと、スコットランドの離れ小島で出会った貧しい少女アリスの交流を描いたものだけど、セリフがほとんどなく、人物の動きや表情だけで綴られるんよね。
とにかく、水彩画のような緻密な絵の美しさに、
うっとりさせられましたわ。
手品師は、彼の手品を魔法と信じ込むアリスのために、
彼女が望むものをプレゼントし続けるんだけど、
なぜ、彼がそこまでするのか。
ラストに、理由が明かされるんだけど、なんかねぁ、もうウルウルしてしまいましたわさ。詳細は、 「ザ・イルージョニスト」サイトを見てちょうだい。

さて、劇場未開作の紹介といきまひょう。
人生にトラブってる男達が、気分転換のために訪れたスキー・リゾート地で、ジェットバスに浸かり、酒飲んで大騒ぎし、翌朝目が覚めたら、なんと24年前にタイムスリップしてたじゃあーりませんか!
ってな、軽いノリのアメリカン・コメディ。

オフロでGO!!!!!タイムマシンはジェット式

印象は、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」チックな話に、「オースティン・パワーズ」(これも主人公が過去に戻っちゃうよね)チックな下品さをプラスし、適度にギャグを放り込み、80年代ヒットポップスが流れまくってるなって感じかな。

同棲相手に逃げられてもたアダム、愛妻に浮気されたニック、どん詰まりの生活から自殺未遂をやらかしたルー、そして、アダムの甥っ子で引きこもりのオタク青年ジェイコブ。
4人は、若い頃に訪れた思い出のスキー場で気分を一新しようと行くんだけど、
部屋備え付けのジェットバスに浸かったまではいいが、「チェルノブリイ」って名前の酒を捜査ボタンにこぼしたばっかりに、目覚めりゃ、24年前の、思い出深い日にタイムスリップしていた!
時間の流れを狂わせないように、4人は、遠い過去の記憶を思い出しながら、昔と同じ行動をとろうとするが…。

なぜジェットバスがタイムマシンだったのかって説明は一切無し。
ちょっとエエ加減過ぎる気もするけど、別にSFファンタジーを狙った作品でもないし、
あんまり気にならないかな。
4人は、過去に戻ったからって、あんまり慌てふためく様子もないし。
でもって、ジェイコブ以外の3人が、鏡を見ると、そこには24年前の自分の姿が映っていて、
要するに、過去の世界じゃ、3人は周囲からは当時の若い姿にしか見えないってことになってる。
ここまで来ると、SFもへったくれもありゃしない。

アダムの姉の息子であるジェイコブの実の父が判明したり、
アダムが偶然知り合った女性記者に恋心を抱いたり、
ニックは、未来の妻になる、まだ少女に電話して、将来絶対に浮気するなって助言するし、
時間の流れなんて関係あれへんと、それぞれ勝手な行動に出てしまいよる。
そんな勝手なことして、未来はどうなるねんと思ったら…。

主演は、ジョン・キューザックになってるけど、
彼よりルー役の、ハゲおやじ、ロブ・ゴードリーの方が目立ちまくってるな。
ラストも、モトリー・クルーの「ホーム・スイート・ホーム」のMTVでシャウトしまくってて、
オイシイとこ持っていきよるし。
オシリ丸出しのヌードまで披露しちゃってるんよね。

もうひとり、ホテルの陰気なベルボーイ役に扮してるクリスピン・グローバー。
現在じゃ、片腕になってるんだけど、24年前は元気陽気でまだ両腕あり。
でも、4人がタイムスリップしたその日に、何かの理由で腕を失うんだけど、
それが何なのかってのが、ま、ギャグと言えばギャグ。
ちょいブラック・テイストだけど、
グローバーの、明るいアブノーマルさみたいなキャラが、うまく使われてるな。

ジェイコブ役は、「キック・アス」に出ているクラーク・デューク。
いかにも、女にオクテなオタク雰囲気ビンビン。ナイス・キャスティングね。

あと、懐かしいコメディ俳優チェビー・チェイスが、ジェットバスの修理人で出てくる。
後で分かったことだけど。

監督は、キューザック主演の「ハイ・フィデリティ」の脚本を
キューザックと共に手がけたスティーブ・ビンクって人。
そんなに演出手腕があるとも思えないし、
物語をすごく弾ませてるってわけでもないし、そこそこって感じかな。
ま、コードリーやグローバーの頑張りもあり、気楽に楽しめる作品にはなってるなと思うけど。

なんだか、コードリー出演の他の作品が見たくなってきましたわさ。

フォックス 2011年3月2日リリース



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プロフィール

森晴樹

Author:森晴樹
大阪市東成区大今里生まれ。大阪市内を転々とし、いつのまにか僕が生まれた町、大今里に舞い戻ってきてしまいました。
情報誌、PR誌の編集・原稿執筆を経て、現在はフリーライター。クロスワード他、クイズ製作もこなしとります。趣味は、DVDで映画鑑賞。

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